2012年4月6日金曜日

「休日千円」悪用し家族旅行 3警官を厳重注意 2500万円チャレンジプロジェクト2012 悪徳や詐欺を暴く

京都府警高速隊の隊員ら3人が平成22年、マイカーで家族旅行に出掛けた際、休日のETC(自動料金収受システム)利用の高速道路料金が上限千円になる当時の制度を悪用して利用料金をごまかし、口頭厳重注意を受けていたことが6日、分かった。

府警によると、3人は高速隊福知山小隊(京都府福知山市)に当時所属していた男性巡査部長(現在は警部補)と男性巡査長=ともに40代、巡査長の妻で舞鶴署に所属していた30代の巡査部長。

警部補は22年7月25日の日曜、高速道路を利用して千葉県浦安市の東京ディズニーランドに家族で旅行。福知山市に戻ったのが平日の29日だったため、舞鶴若狭自動車道福知山インターチェンジ(IC)料金所横の同小隊公用車駐車場に車を止め、地下通路でIC外の職員用駐車場に移動し、あらかじめ止めていた別の車で帰宅。土曜の31日、公用車駐車場から車を出し、ICのETCを休日料金で通過した。

復路の正規料金は1万2400円だったが、実際に支払ったのは3600円。巡査長夫妻も同年9月、同様の手口で往復の正規料金2万4800円に対し7千円しか支払わなかった。

警察官によるETCの不正通行をめぐっては、兵庫県警高速隊に所属していた隊員3人が、マイカー通勤で高速を利用した際、53回にわたり計約9万円の料金を不正に免れたとして今年3月、電子計算機使用詐欺容疑で書類送検。

不正を知りながら県警本部に報告しなかったとして、当時の隊長ら上司3人も犯人隠避容疑で書類送検された。

2012年4月2日月曜日

詐欺:年金144万円詐取 元鶴岡市臨時職員、懲役1年10月判決 山田 正由 悪徳や詐欺を暴く

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知人の年金計144万8000円をだまし取ったとして、詐欺件罪などに問われた鶴岡市松沢の元同市臨時職員、斎藤君子被告(53)に対して、地裁鶴岡支部(飯畑勝之裁判官)は19日、懲役1年10月(求刑・懲役2年6月)の実刑判決を言い渡し

 判決理由について飯畑裁判官は「多額の借金を抱えた被告が(年金生活者だった知人名義の口座から)無断で10回にわたり預金をだまし取った犯行は悪質。被害弁償の可能性は少なく、刑事責任は重大」などと述べた。

 起訴状などによると、斎藤被告は10年4月から11年10月にかけ計10回にわたり、同市外内島のJA鶴岡南支所で同市の知人女性(70)の通帳と印鑑を使って払い戻し請求書を偽造し、現金計144万8000円をだまし取った。

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